スタッドレス特集
2019年10月16日
この度の台風の被害を受けられた
皆さまに謹んでお見舞い申し上げます。
一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます
《雪道をノーマルタイヤで走ると…道交法違反?》
「都会ほど雪に弱い」と言われるように、
積雪に見舞われた瞬間、
幹線道路は大渋滞。(+o+)
ノーマルタイヤで走っているクルマは
スタックしやすく、車線をふさがれた道路は
機能を失ってしまいます。
雪道でのスタックは、時間のロスだけでなく
周囲の人に迷惑をかけることにも
つながります・・・・
あまり知られていないことですが、
積雪または凍結している雪道を
ノーマルタイヤで走行すると
道路交通法71条6号
道路または交通の状況により公安委員会が
道路における危険を防止し、その他交通の
安全を図るため必要と認めた事項
に基づき、違反行為となります。(゚Д゚;)
違反点数はありませんが、
普通自動車の場合は6,000円の
反則金が科せられることもあるので
注意してください。
冬用タイヤの装着は
「道路交通法に違反しないため」ではなく、
「雪道を安全に走行するため」のものです。
事故を起こしてから後悔しないよう、
降雪に備えて冬用タイヤを用意しましょう。
《冬タイヤと夏タイヤの違いって何?》
冬タイヤの事をよく
スタッドレスタイヤって呼ばれて
いますよね~
そもそも、スタッドレスタイヤって
なんなんでしょう~(・・?
北海道や東北、北陸など
標高の高い地域の降雪地帯で
車で走るのにはスタッドレスタイヤが
欠かせません。
しかしながら、首都圏など
雪の少ない地域では
意外と知られていないのも
事実です(^^;)
スタッドレスタイヤの性能や効果、
ノーマルタイヤとの違いについて
ここでは紹介します。
正しく選んで、冬のカーライフに
備えましょう!
一般的に自動車に標準装着
されているノーマルタイヤは
「夏タイヤ」
と呼ばれることが多く、舗装された
路面での性能を追求しています。
もちろん、晴れの日だけでなく降雨時の
排水性やグリップ性能を重視し、
各タイヤメーカーは独自の技術を
投入することでより快適な走りを
提供しています。
しかし、「雪」や「凍結」に対しては、
その限りではありません。
降雪時や凍結路面を走る際に必要に
なるのが
「冬用タイヤ」
最近では「スタッドレスタイヤ」が
冬用タイヤの主流になっています。
以前は、冬用タイヤとして開発された
「スパイクタイヤ」が主流でした。
むかーし
幼いころニュースでスパイクタイヤが
道路のアスファルトを削ってしまい
粉塵が発生して、問題になっている
ニュースを見た気がします(^^;)
横断歩道などの路面に設置された
標識が、一冬で消えてなくなって
みたいですΣ(・□・;)
それくらい、道路にひっかけて
走れたので、雪道の性能は
抜群だったのでしょうね~
スパイクタイヤはその名の通り
タイヤのトレッド面に
スパイクと呼ばれる
金属製のピンを装着し、雪面や
凍結路面でのグリップ力を
発揮していました。
しかし、雪の少ない場所では路面を
削り取り、巻き上げた粉塵によって
起こる健康被害や路面への
ダメージなどが問題となり、
1990年を最後に、国内製造が
中止となり、使用できなく
なりました・・・
そこで、
スパイク(スタッド)を
使わない(レス)タイヤとして
開発されたのがスタッドレスタイヤ
スパイクタイヤに変わる新時代の
冬用タイヤとして発売されたのですが、
当時は決して高性能とはいえませんでした。
そのころはノーマルタイヤに金属製の
チェーンを装着するユーザーも
多かったのですが、
最近ではスタッドレスタイヤの
性能が飛躍的に向上し、
降雪時の冬用タイヤとして
確固たる地位を確立しています。
スタッドレスタイヤは、
金属製のスタッドを使わず、
どのようにして積雪路面や凍結路面で
グリップ力を発揮しているのでしょうか?
ゴム製のタイヤは気温が低くなると
ゴム自体が硬くなって柔軟性が低下し、
グリップ力を失ってしまいます。
そこで各メーカーは、
トレッドと呼ばれる接地面の溝の形状を
工夫して、気温の低い環境でも硬く
ならない独自のコンパウンドを
開発・配合して、タイヤの素材に
クルミや卵の殻、発泡ゴムを練り込んで
引っかき効果を持たせるなど、
様々な研究を重ねています。
そんなウインターシーズンの要となる
スタッドレスタイヤですが、
その使い方を間違っている人も
多いようです。
そもそも降雪時に使用する冬用として
開発されているため、
通常の雪のない路面では
ノーマルタイヤと同等の性能を
発揮できません。
柔らかい素材のコンパウンドは
ハンドリングのシャープさを失う
だけでなく、通常の路面では
安全な制動力を発揮できない
場合もあるのです。
交換するタイミングを失い、
雪のない季節まで履き続けてしまうと
消耗が激しくなり、
タイヤの寿命を縮めてしまいます。
スタッドレスタイヤは
ウインターシーズン専用と考え、
季節や路面環境に合わせて
正しく履き替えましょう。
《あまり雪が降らない地域で冬タイヤは必要?!》
スキーに行ったり、冬の景色を
自慢のカメラテクニックでおさめたり・・
雪国に行かない限り、冬タイヤなんて
いらなーい・・・(^O^)/
って、思いますが・・・
昨年も1月から2月にかけて
大雪になって、降雪の影響で
立ち往生して、大変な思いを
された方々も多く
ありませんでしたか(;゚Д゚)
雪が降ったら、車に乗らない!!
って、思う時こそ、通期や、
時期的に、受験時期、
成人式など、案外首都圏で
雪が降る時期って、車を利用する
シーンが多いのも事実です(^^;)
雪が解けれるまで待つ!!
って、方もいるかもしれませんが・・・
雪が融け、それが凍った路面はと
ても滑りやすく、積雪だけでなく
アイスバーンが長い期間残る
こともあります。
又、日陰や橋の上など凍結して
いる事もあります(◎_◎;)
又、案外知られていないのが
雪が降らなくても、寒い日に
雨が降った翌日の朝に
その雨が『凍る』事もあります。
雪は目で観てある程度
わかりますが、凍っている
路面って、なかなか
運転しながら、凍っているかなんて
わかりませんよね~(゚Д゚;)
しかも(・・?
スタッドレスタイヤは、雪道を
走れるイメージもありますが
実は、凍結路や低温用タイヤ
という、重要な顔も備えています。
一般的に、夏タイヤの性能を
発揮できる気温の下限は7度
と言われています。
タイヤは、ご存じの通り
材質は主に、ゴム製品です。
ゴムの性能として、熱を加えると
柔らかくなり、冷えると固くなる
性質があります。
よく、同じゴム製でできた
ゴルフボールは、冬だと
飛距離が落ちるって、話を
聞いたことありませんか(^^;)
寒い日の路面温度は
当然低くなり、タイヤも固くなって
路面をつかむ力が弱くなって
ブレーキ性能にも影響しかねません。
そこで、寒い気温でも
ゴムの柔らかさを維持できる
スタッドレスタイヤが必要で
雪が降らなくても装着する事を
お勧めします。
特に、ここ最近では、異常気象が
続いており、様々な災害も起きているのも
事実です。
備えあれば憂いなし。
スタッドレスタイヤはいまや
必需品です。
そんな、雪が降る前に
スタッドレスタイヤを装着しておけば、
より安心感をもって車の運転が
できますよ~(^O^)/